2020年3月11日 更新

大阪府立大学海洋水槽実験室に潜入! ~文系女子が『ロボセン』に迫る

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2019年12月19日、日本海工が携わっている『ロボセン』(こちら)の開発・研究現場に文系女子が訪問しました。
文系女子目線から見たリアル現場をご報告いたします。


そもそも文系には実験などの研究がなく、実験室のイメージといえば、無機質な机があってフラスコやバナー、人体模型がある等、いわゆる理科室です。
海の水質調査をする機械の開発実験を、どうやって屋内でできるのか不明のまま、いざ『機械系学類海洋システム工学課程 海象水槽実験室』へ!
 (写真1:この時点では熱帯魚用の少し大きめの水槽かな...

 (写真1:この時点では熱帯魚用の少し大きめの水槽かな?と思っていました。)


入室してみると、当初の実験室のイメージを大幅修正必須な工事現場がありました。
 (写真2:大人の秘密基地感満載です。)

 (写真2:大人の秘密基地感満載です。)


なんと、広い室内の7.5割ほどが実験用の水槽で、かなり圧迫感があります。
 (写真3:このグレーのタンクの中に水が入っています。)

 (写真3:このグレーのタンクの中に水が入っています。)


タンクに上ると、水槽の上部に到着します。
 (写真4:ずっと眺めていれる癒し効果アリです。)

 (写真4:ずっと眺めていれる癒し効果アリです。)


こちらの水槽は、船を航行させるのではなく、水流を制御して水圧などを調査するとのことです。
また、水量の方向も重要で、こちらの水槽は運動場のトラックのように水平に水流が流れます。
部屋全体を使っていたのはそのためでした。
 (写真5:縦の水流を作る装置はとってもコンパクトでした。)

 (写真5:縦の水流を作る装置はとってもコンパクトでした。)


実際に水流の実験を見せていただきました。
パソコンでとても詳細に制御していますので、水流の速さが多少変わっても目視での認識は非常に難しいです。

IMG 6763


この実験で効率よく海上を進む船体の大きさや形、速さを導き出しているとのことです。
ここで得られたデータをもとに、スクリュー部分の羽の数や大きさ、角度などを細かく変えていくそうです。
こういった実験の結果、こんな小さく可愛いスクリューで実海域を6~7時間かけて11キロ走行したということに、驚きとともに、基礎研究の重要性がわかりました。
 (写真7:思ったより重量感があります。)

 (写真7:思ったより重量感があります。)

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