大きな機械を、自在に、そして精緻に、動かす仕事

石倉さん 1997年4月入社

-日本海工に入社したきっかけを教えてください

(石倉)高校の機関科にいたのですが、ずっと昔から「大きな機械を動かす仕事」をしたいと漠然と思っていました。
高校の先生に進路相談のときにその話をしたところ、「そういえば学校にこんな会社から案内が来てるぞ!」と日本海工を教えてもらい、進められたのがきかっけです。


-そのときからもう20年以上在籍されているんですね。

(石倉)そうですね・・・いつの間にか(笑)
大変なことももちろんありました。大変な仕事ほど印象に残っています。


-その中で一番印象深いお仕事はどんなお仕事だったんですか?

(石倉)東日本大震災の直後の現場に入ったときのことです。
防波堤が壊れているので、うねりが作業場にどんどん入ってきます。
本来、作業はちゃんと計画をたててその通りに作業を進めていくのですが、
どんどんうねりが入ってくるので、船が揺れて揺れて・・・そのせいで船をつないでいる太いワイヤーが切れてしまったりして、計画している正確な位置に船をセットするのに苦労しました。
無限に広がる海で、施工に許される誤差はわずか10センチです。
とても神経を使いました。
作業船に泊まっての作業だったのですが、夜に寝ているときも、漂流してしまわないか、
心配で心配で。本当に気が気でありませんでした。
あの現場の仕事は今でもたまに思い出します。

-それは気が気じゃありませんね・・・。
 でもその大変な出来事を乗り越えられたからこそ、印象に残られているんですね。
 他に印象の残っているお仕事はどんなお仕事でしたか?


(石倉)昔、海上の工期をすべて終えて、夕方に陸に戻っていたときのことですが、その日ちょうど港で大きな花火大会があって。
船の上・・・つまり海側からその花火大会を見ることができました。
工期を終えた達成感と、豪華な花火が海の上の特等席から見ることができた日のことは忘れません。
海から花火を見るなんて、なかなかできないでしょ(笑)


-えぇ!!それはうらやましい経験ですね・・・。
 最後に・・・これからたくさんの後輩が入社してくると思いますが、どんな人と働きたいですか?


(石倉)真面目でやる気があって・・・あとは僕たちと明るく楽しく会話ができる人ですね。
仕事をする上でも信頼関係が大切ですし、そのベースとなる「会話」は大切だと思います。
日本海工は「大きな機械を動かしたい!!!!」っていう夢を叶えることができる仕事です。
しかも、海で、船で・・・・こんな特殊な仕事はなかなかないと思います。ただ動かすのではなく、この特殊な環境の下で「大きな機械を動かしたい!」という人にはとっても楽しいと思います。


-インタビューさせていただきありがとうございました。

作業船オペ室で船長と