2020年2月6日 更新

船と人の安全を守り、仕事を遂行する

松尾さん(船長) 1989年3月入社

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-日本海工に入社されたきっかけを教えてください

(松尾)地元の熊本で陸上の建築関係の仕事をしていました。
その後、日本海工を退職された近所のおじさんにこの会社を紹介され、勧められるまま熊本から神戸に来たのがきっかけです。


-熊本から神戸に!しかも陸のお仕事から海のお仕事にとかなり勇気がいったのではないですか?

(松尾)いや、若かったこともあり、勢いというか。
こちらの会社に入ってすぐに作業船に乗ったのですが、やったことのないオペレーターの仕事でしたので、とにかく先輩の仕事を見て覚えるので必死でした。
マニュアルもなかったですし。
最初の現場で操作の順番やタイミングを覚えて、何度も頭の中でシミュレーションしていました。
3~4か月後にはオペレーターとして実践していましたね。
それまでも、それからも先輩には操作ミスやタイミングのずれなどで叱られたのもいい思い出です(笑)


-この9月から1光号の船長になったとお伺いしました。責任も重くなったと思いますが、いかがでしょうか。

(松尾)いつかは船長に、という思いもあったので、夢が叶いました。
船長はその言葉どおり船全体をわかっていないといけない。オペレーターの仕事とは範囲が違います。
これもマニュアルがない。
船長見習いとして、前の船長のもとでその仕事振りを見て学びました。
このときはこうする、このときはああするというシミュレーションを頭の中で繰り返しました。
まぁ、あくまでイメージトレーニングであって実践ではないのですが。
実際に行う作業では、特にアンカー(※船の錨)をおろす作業は気を使います。
船には4か所にアンカーがあるのですが、いっぺんにおろすのではなく、その時の海の状況、例えば海流の方向や波の高さ、そして風の強さなどを考慮して最適な順番でおろさなければならない。
さらに、それぞれのアンカーが作用しあい細かな調整が求められるので、気象・海象と作業員の動きとのバランスを見て作業を進めます。
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-自然ですから、いつも同じというわけにはいきませんよね。
 その中で安全を最優先しながら作業するというのは、いつも新しい試みのように思いますが。

(松尾)
そうですね。基本的な流れをまずは身体に叩き込んで、そこから状況に合わせて応用していく必要はあります。
私には船も、作業員も両方の安全を守る責任があります。
だからこそ、船に乗っている者たちはお互いを信用し信頼する関係を築いていく必要があります。


-船に乗っていると伝わってくる「仲の良さ」はそこなんですね。

(松尾)
この船の作業は、それぞれの人がすぐ横で作業をするわけではありません。
各作業員が自分達の持ち場にいるので、お互い物理的な距離があります。
その距離のハンデを補わなければいけないからこそ、コミュニケーションが大切です。
自分だけがわかっていても仕方がない。
10あるうちの5を伝えるのではだめですし、相手にちゃんと伝わっているかの確認も必要だと思っています。
私が作業を覚えた頃とは違います。
ただ叱るのでは伝わりませんから、叱るのではなく、ちゃんと説明して注意するように先輩の私達も時代と共に変わっていくことも大事ですね。


-松尾さんもこの船の皆さんからとても好かれているのがわかります。
ところで、船長になって5か月経ちましたが、船長として意識している事はなんですか?


(松尾)
船長見習いの時の体験なんですが、長期の海上での工事だったのですが、怪我人も出ず、大きなトラブルも起きず、帰港することができたことです。
私も船長として、その帰港した時のように、みんなと「よかったなぁ~」と笑って船を降りられる仕事をしていきたいです。


-ありがとうございました。
インタビューさせていただきありがとうございました。
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